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聖母宮式年大祭

皆様方には、平素より当宮に対しまして、懇篤なる御心をお寄せいただいております事、衷心より御礼申し上げます。

 当宮の摂社、「聖母宮(しょうもぐう)」にお祀りされる神功皇后(じんぐうこうごう)は、八幡大神と崇められる應神天皇(おうじんてんのう)の母神様で、別称「息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)」とも申し上げ、第十四代 仲哀天皇の皇后です。

 仲哀天皇が熊襲征伐の砌、香椎の地で崩御された後、女性の御身で丈夫(ますらお)の装いをされて朝鮮半島に渡られ、国威を大いに輝かされました。

 当宮で應神天皇を安産にて御出産されたのは、三十一歳であったと伝えられております。その後、幼帝の應神天皇を扶け、永く天皇に代わって政治を司り、大陸の文化を吸収されました。

 この聖母宮に奉安されております神功皇后の御姿を拝した「聖母宮御神像」は、室町末期の作と伝えられ、総高一五一糎、国内唯一の脱活乾漆造の御神像で、昭和三十五年に福岡県指定民俗資料として文化財指定を受けております。

 来る、平成三十年は、二十五年に一度、聖母宮の御扉をお開きして、御神体である「聖母宮御神像」を拝する、「聖母宮大祭」のおめでたい年に当たることから、数年前より記念事業として、老朽化している御本殿の御屋根葺き替えと聖母宮の大規模修理を計画して参りました。

 ここに式年大祭に際しまして、皆様方の御理解・御賛同をいただき、格別の御奉賛を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
by syoumo1750 | 2017-03-24 16:33 | 聖母宮式年大祭にむけて